うその上塗り |
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週末は読書♪というわけで、岩村暢子の「普通の家族がいちばん怖い-徹底調査!破滅する日本の食卓」と「現代家族の誕生 幻想系家族論の死(親の顔が見てみたい調査)」を読了。「一般的な主婦」に、クリスマスと正月の様子及び通常の食卓風景を写真と共にアンケート調査したものなのですが、「普通の食卓(コンビニ弁当・菓子パン・カップめん)」「普通の主婦の言葉(「クリスマスにロブスターを焼いたら、もっと海老が大きいほうがいいと、お子様(11歳、10歳)からアドバイスがありました」とか)」が気持ち悪くて読むのが非常に辛かったですわん。まぁでも、「昔ながらの日本食」を作ってたと思ってた祖父母世代が、「戦後の食糧難で子供時代の家庭の味などを持たず」「洋風料理を積極的に取り入れて、昔の煮物・焼き物しかない食生活をいいと思っていない」らしい等、目から鱗な話もあり、興味深い調査ではありますわん。昔から私の実家も、「今日はご馳走よ〜」という日がケンタッキーフライドチキンだったり、日曜の弟の昼ごはんはカップラーメンだったり(10年くらい続いたかしらん。ちなみに私の昼は饂飩とかだったかしらん)と、なんなんだろうこれは?と思うことが多かったのですけれどもん、実に「普通」だったというのもわかりましたし(普通だからOKってわけではありません)♪
調査からの印象は、子供は野放し、家族はばらばら、でも対外的には「幸せ一家をアピール」という感じですかしらん。家族の一体感を重視するためか、「盛り上がる」ことに重点を置きすぎな印象が。正月に現金つかみ取りや(お年玉を貰ったから支払えるはずという理由で)幼児まで巻き込んだ賭けボーリングやゲームをするのが楽しいって殺伐としてると思うのですが(後者は子供を食い物にしてるような気も)。てか、そんな正月の集まりなら一人で初詣をして酒でも飲んでる方が余程ましだと思いますわん。正月から子供から巻き上げた金の勘定なんて顔つきが貧相になりそうですわねん。
あと基準が「みんな」っぽいのもどうかと。皆がどうであれ駄目なものは駄目だと思いますわよん。
とはいえ、では自分の食事はどうよ?自問してしまったのも事実。考えてみれば三食作る自信などありませんし作ってもいません。蒸し野菜と果物な食事を「作った」と主張できるなら別ですが。夜12時に帰宅してから「夕飯」を作るのは無謀ですし、専業主婦(専業主婦になったら多分3日後にはストレスで失踪してると思う。失踪することなんて簡単だしねぇ)をやるのでなければ家事を全部自分でするのは無理(少なくとも私には)ってのもありますが。せいぜいが調査結果を反面教師にして、なるべく健康的な食事を選ぼうかしらん〜とえらく腰の引けた状態で終わる読書感想ですわん。それとも「求む専業主夫」?
>ケンタ<br>こういうの買うお金はありませんですた。とんかつ(レア)+キャベツ+終了!みたいな。<br>里子に出されたときに、食卓を「囲む」ことの重要性をこんこんと説かれた覚えが。遅かりし食育。どっちかってーとこちらの問題のほうが重要やもしれませぬ。<br>>「五大理由」<br>人を利用してくれるだけまだマシっす。話がはやいし。