うその上塗り |
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遅ればせながら5月の読了本。だいたい購入した数の半分かしらん...
「マリコ/マリキータ 池澤夏樹著 角川文庫」「リクルートのDNA 江副浩正著 角川ONEテーマ21」「グリム童話の世界 高橋義人著 岩波新書」「ナイトメア 小倉千加子著 岩波書店」「下流志向 内田樹著 講談社」「消費社会から格差社会へ 三浦展・上野千鶴子著 河出書房」「格差が遺伝する! 三浦展著 宝島社新書」「生きさせろ! 雨宮処凛著 太田出版」「偽装請負 朝日新聞特別報道ちーむ 朝日新書」「なぜ日本人は劣化したか 香山リカ著 講談社現代新書」「セックスボランティア 河合香織著 新潮文庫」
...社会学系ばっかだわん。ちなみに未読本は三島由紀夫の春の海とか。そーいえば、「ご趣味は♪」という質問に「読書です♪」と答えるのだけど、ジャンルを問われると返答に困るのよねん。ベストセラーは読まないことが多いし、推理小説も優先順位が低めだし。結局ただでさえ悪いカツゼツを更に悪化させて「えええと、SFとか?」としどろもどろに。何故か疑問系で。
微妙に早く開放されたので、ペルジーノ展へGo♪ ラファエロさんやらダ・ヴィンチさんの兄弟子のヒトとか。テンペラ画やらフレスコ画を久々に見ましたわん♪ 相変わらずくっきりはっきり〜。しかし、テンペラ画って青と金色が目立つような気がするのだけれども。金色が目立つのはともかく。青色は他の色と別に彩度・明度は違ってなさそーなのに不思議だわん。
思い立ったら吉日♪とばかりに東京国立近代美術館へGo♪ ブレッソン展を観に行くのよーん。と行ったはいいものの、実は会期は明後日から。しくしく。展示内容も場所も調べたのに、会期をチェックし忘れたなんて! ツメが甘いのはいつものこととはいえ。
気を取り直して次はBunkamuraへ。プラハ国立美術館、と銘打ってあるので東欧の絵画中心かと思ってたのだけれどもん、フランドルのだったのねん。入ってみてびっくり。やっぱりツメの甘いこと。ブリューゲルの細かい油絵も好きなのでまぁいいけどさ。展示の最後は静物画。花や果物は繊細で綺麗なのだけど、どこかしら危うい感じ。何が悪いのかしらん?雰囲気? おそらくはスペインのボデゴンとは正反対の印象になるのかしらん。展示数も手ごろでオススメの展示ですわん♪
就寝間際になって読んだ朝日の13歳の投書に感心。何が?って若さに。「家族を殺害するなんて許しがたいし、親を殺すなんて理解できない」とあるのですもの。ほほ〜? 主張していることは正しいのでしょうが、犯罪白書的には親族間の殺人は(殺人事件内の)約半分、ついでに配偶者間だと40%弱だそーよん。ま、他人とは切った張ったの感情を持つ程関わりを持たないのかもね、ということもありそうですが。何にせよ「理解出来ない」と堂々と言えるのは結構幸せな境遇じゃないかねーと思いますわよん。もうちょっと大きくなったら、犯人の境遇に思いを馳せられるといーわねん♪
引越しその他ですっかり忘れていたのだけど、入試の頃といえば恒例の折田先生♪ Wikiのページまであるのねん...。今年はポコちゃんだったらしーわん。たいむりー♪ 何気に大学の反応もナイスだと思うのですよ♪
何かに対して怒るのなら解決する方向に動こうぜと思いますのん。なのでブログで誰かが怒ってるだのどうのなんて実はどうでもいいことじゃないかと思う今日この頃♪ というか「怒りっぽい人は相手をするのがめんどくさい。エゴをなでてあげないとこっちの話、聴いてくれないから」という内田樹(逆立ち日本論)の主張に大いに同感ですわん。要は面倒なことは嫌ってことですが♪
# ba_bara@Dept [それでもエゴの在処に興味があるからさ。]
ほのぼのとした話を観たかったので「恋愛睡眠のすすめ」を観てみましたのん。比較的様々なところで好意的に紹介されていたので♪ ハチクロのようなものかな〜♪と思ったのが大間違いでしたわん。紹介文からはいじましい主人公という印象を受けたのですが、映画を観てると寧ろ妄想の激しいヒト。あ〜う〜。なぁんかヒトの妄想でおなかいっぱい。いやもう、内弁慶もほどほどにね♪と言ってあげたいわん。
というわけで映画を観てぐったり。映画館の冷房がきつ過ぎて居眠りをすると風邪を引きそう!ってのもマイナス。新海誠のフィルムを見たほーがよかったかも。
そういえば作中の言語はスペイン語(主人公はメキシコ人な設定)にフランス語(舞台はパリ)に英語。そう思って聞いていたせいか、スペイン語とフランス語って発音の印象が似てるかも。正確にはイタリア語とフランス語の発音が似てるだけど。さすがに言語の区別はついても意味まではイマイチ。
# ba_bara@Dept [ハチクロは漫画の方も良いよ。最後の1-2冊のデウス・エクス・マキーナっぷりが素敵。 『ああ、神様が話を終わらそうとし..]
大粒の雨が降りつつあるのに皇居まで外出〜♪ 目的はブレッソン展。今週はばっちり会期中なので問題なく入場できましたわん。
現代美術と同様写真もそー親しみがあるわけではないものの、写ってるモノを見るだけでもどことなく楽しいのでさほど退屈もせず見終わりましたわん。寧ろ時間が少なかったかしらん...。モノトーンな写真なせいで普段自分が撮る写真(でも携帯付属のカメラだけど)と比べてどう、とは言い難いのだけど。どうもブレッソンの写真って白と黒のコントラストがキツメな気がしますわん。ヒトの肌なんか白すぎて飛んでるのでは〜?と思ってしまうほど。それでいて焦点甘めなネズミ色のビルが背景に写ってるので全体の雰囲気は劇画調とならないのに感心しますわん。さすがプロ〜♪
何より展示されてたライカが機械というよりは箱という印象でびっくり。ピンホールカメラの親戚ですかこれは?みたいな。ぜんまいとか歯車とかとは無縁な感じ。かろうじて螺子くらいはある?というか...。
比較的よく見る報道写真系とは一線を画してて、これはこれで面白かったわん♪ 所要時間は90分ほど? オススメ♪
# ba_bara@Dept [Social Foundation? ...格差づいてますね。]
# う [上野千鶴子や香山リカの未読本を加えたら格差だらけなことに...。格差が今のトピックらしいから仕方ないさね。しかし偽装..]
# ba_bara@Dept [流行の『格差』について、論点を纏めたお勧めはありますか? 私はずっと、ここ百年くらいの問題は『教育も出世も努力も世襲..]
# う [んー。「格差」が問題、という社会の視点に立った本はまだ読んでないので、薦められませぬ。若者側だと内田樹や雨宮処凛が判..]
# ba_bara@Dept [さんくすであります。 なるほどー。『格差』という単語に何を託すかが変容してきた、という理解でよろしいのかしら。]