うその上塗り

_ それは確かなんだけど♪

実験の都合上海の向こうへ細胞を注文しましたのん（上司のヒトが）。待つこと一月♪〜やっと届きましたわん。届いた細胞は数が少ないので暫くは実験には使わずに殖やすことに専念し、いい感じに殖えてきたら余剰分を冷凍庫へ保存しますのん。

んで今日は保存作業の日。他の実験で忙しい上司のヒトに成り代わって私が作業担当ですわん♪　まぁ失敗したら後がない以外は普段やってるコトと変わらないしね...。「これ失敗したらまた一月（細胞が届くのに）かかるんですよね〜」と言いつつ（というよりは上司のヒトにぼやきつつ）、普段より丁寧に手洗いをしていたらん、にこ〜♪と笑った上司のヒトが一言。「あー　培地ねー抗生物質入ってないから♪　ついうっかり入れ忘れちゃった☆　あ、でもダイジョウブ！　どうせ気休めだし、まだコンタミ（異物の混入のこと。具体的にはカビが生えるとか〜）してないから！」

うぇぇ。確かに細胞培養を行う部屋が綺麗で、実験者の無菌操作が問題なければコンタミはしませんが。それに抗生物質っておまじない程度でしかないでのも知ってはいますが。でも失敗すると後がないって時にはそれなりに嬉しい気休めなのよねん...。

上司のヒトの言葉を聞いたとたんに、テキトウに手にかけてたアルコールをものすごく念入りにかけなおす私。..そしてそれを見て大笑いする上司のヒト。「ヒトがやってるのを見るのはいいよね〜。自分の時はすごい緊張するけど☆」って、もうなんだか清々しいですわん。

そしてクリーンベンチに持ち込むものをアルコールだらけにして、いざ作業♪...と、隣から妙な節回しの知らない歌が〜。なんだか「コンタミコンタミ♪」と歌ってるような気がするんですが。「何の歌ですか？　それ？」と尋ねる私にかえってきた答えは「コンタミの歌！　今作った♪」...。

縁起でもない歌を歌わんでください！という私の言葉に口を尖らす上司のヒト。しくしく！　

結局のところ、みょーな歌をBGMに作業をしていましたわん。んで、操作も終わろうというころ、上司のヒトが「あー　日本語でコンタミって聞こえてるかもしれないけど、実は他の言語の歌詞だから♪」と主張してましたわん。...ほほぅ。何語の歌ですのん？

まぁ確かにコンタミ（contamination）って英語ではあるけどねん〜。

明日カビが生えてないといいわん☆